ホームページの第一印象を良くするために見直したいポイント

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ホームページの第一印象を良くするために見直したいポイント

なぜ「ファーストビュー」の見直しがホームページ改善の近道なのか

ホームページの成果が伸び悩んでいるなら、まず見直したいのは「ファーストビュー」です。ユーザーは数秒で「読むか・離れるか」を判断しており、その一画面の印象が直帰率や問い合わせ数を左右します。大規模なリニューアルに踏み切る前に、キャッチコピーやレイアウト、CTA配置など、ファーストビューを集中的に整えることが、効率の良い改善につながります。

ユーザーはおおよそ3秒以内に「このサイトは自分に関係があるかどうか」を判断しており、ファーストビューでの印象が直帰率やコンバージョン率に直結します。広告やSNSからの流入内容とファーストビューのメッセージがずれていると、期待と実態のギャップから離脱が増えてしまいます。

ホームページ全体のリニューアルは時間とコストがかかりますが、ファーストビューの見直しは短期間で影響度の高い箇所を改善できるため、費用対効果の高い施策となります。

特にスマートフォン利用が主流の現在では、縦に長いページ構成が一般的になり、「最初に見える1画面」の役割がより重要になっています。ファーストビューの段階で「誰向けの、何のサイトか、次に何をすべきか」が伝われば、その後のスクロール率や滞在時間も伸びやすくなります。

アクセス解析やヒートマップでファーストビューでの離脱率(直帰率)が50%を超えている場合は、全体を大きく変更する前に、この領域を優先的に改善するのが定石です。ABテストでキャッチコピーやボタン文言を変えるだけでも効果検証がしやすく、コンバージョン率(CVR)が20〜50%改善するケースもあります。


まず押さえたい「良いファーストビュー」の3つの条件

条件1:誰向けのホームページかが一瞬で伝わること

ターゲットを示す語句や写真を用いて、「誰に向けた情報か」を明確にします。訪問者が自分に関係があるかどうかを瞬時に判断できる状態が理想です。

条件2:何を提供しているか/どんな悩みを解決するかが明確であること

抽象的な表現は避け、具体的なベネフィットを提示します。「何ができるサイトなのか」「どのような課題を解決してくれるのか」が、一目で理解できるようにします。

条件3:次に何をしてほしいか(行動)がはっきりしていること

目立つCTA(行動喚起)を設置し、ユーザーが次に取るべき行動が分かる導線を用意します。ボタンやリンクの位置・文言を工夫し、迷わず行動できる状態をつくります。

これら3点が揃うことで、ユーザーは「自分に関係がある」「探していた情報がありそうだ」「どう動けばいいか分かる」と瞬時に判断できます。逆にどれか1つでも欠けると、「なんとなく良さそうだが自分向けか分からない」「続きを読む理由がない」と感じられ、スクロール前に離脱されるリスクが高まります。

なお、モバイルでは文字量や行数が多いと読み飛ばされやすいため、見出し・太字・アイコンなどを活用し、一目で要点が判別できるように視覚的なメリハリをつけることも重要です。


ファーストビューで必ず見直したい5つの要素

キャッチコピー:3秒で「自分ごと」にさせる

キャッチコピーは、「誰に」「何を」「どう良くするか」を含めた一文構成が理想です。
例:「中小企業の経営者向け、売上改善を支援する顧客管理ツール」

抽象的な「業界NO.1」などの表現は、具体的な成果例や数字に置き換えます。BtoBでは信頼性や成果、BtoCでは感情やメリット訴求を重視し、ターゲットに合わせて言葉選びを変えます。

「当社について」「トータルソリューション」などの社内向けの表現は避け、ユーザーの悩みや利用シーンをストレートに表現すると、「自分の話だ」と認識されやすくなります。

広告や検索キーワードからの流入が多い場合は、そのキーワードと近い表現をキャッチコピーやサブコピーに含めることで、「探していた内容だ」と認識され、直帰率の低下につながります。

キャッチコピーはファーストビューの中でも特にCVRに影響しやすい要素です。複数案を用意し、ABテストで検証する前提で設計すると、改善スピードを高めやすくなります。

メインビジュアル:見た瞬間に内容が伝わる画像・動画の選び方

メインビジュアルには、サービスや商材と結びつきやすい実写や利用シーンを選び、意味が伝わりにくい抽象的なイラストは避けます。

複雑な構図や文字の多い画像は逆効果になりやすく、ワンメッセージで伝わるシンプルなものが適しています。スマートフォン表示を念頭に置き、重要情報が画面中央に収まる縦横比で用意します。

ランディングページ(LP)や広告バナーとテイスト・色味を揃えることで、「クリックした先がまったく別世界」という印象を軽減し、ユーザーの安心感を高められます。

解像度の低い画像や、文字が読みにくいテキスト埋め込み画像は信頼感を損なうため、可能な限り高解像度かつ軽量なデータを用意し、Core Web Vitals(ページ表示速度)の観点からも最適化します。

動画を使う場合は、自動再生の有無や音声の扱いに注意し、ファーストビューの読み込み速度を大きく損なわない範囲で活用します。派手なアニメーションや過度な動きは、かえって離脱を招く失敗事例も多いため注意が必要です。

レイアウト:視線の流れを踏まえた情報配置

F字型やZ字型といった視線パターンを意識し、重要な要素を視線の通り道に配置します。一般的には、

  • ロゴ:左上
  • キャッチコピー:視線の集まりやすい左上〜中央
  • CTA:視界に入りやすい右側または中央下

に置くのが基本です。

スクロールを促すために、余白と情報量のバランスを保ち、詰め込みすぎない設計を心がけます。特にモバイルでは、ファーストビューに「ロゴ+メニュー+大きな画像」だけが表示され、重要なキャッチコピーやCTAが折り返しの下に隠れてしまうレイアウトになりがちです。最優先情報が1画面内に収まっているか、実機で必ず確認します。

サブコピー・実績・受賞歴・クチコミなどは、メインコピーとCTAの近くに短く添えることで「信頼性の補強」として機能しますが、キャッチコピーの読みやすさを妨げない範囲にとどめます。

ヒートマップツールを使うと、ユーザーの視線やクリックがどこに集中しているかが把握できます。その結果に合わせて要素の位置を微調整していくことで、使いやすさと成果の両立がしやすくなります。

CTA(行動ボタン):クリックされるための配置と文言

CTAの文言は、「資料請求」よりも「30秒で資料をダウンロード」「無料で相談する」のように、行動後の体験をイメージしやすい表現にします。

ファーストビュー内には少なくとも1つはCTAを配置し、背景とのコントラストを十分にとって目立たせます。サイズは親指で押しやすい大きさとし、形は角丸などタップしやすさを考慮します。

「今すぐ無料で始める」「まずはオンライン相談」など、ユーザーが心理的なハードルを低く感じられる言い回しを選ぶことで、クリック率が上がりやすくなります。

同じページ内に複数のCTAがある場合でも、ファーストビューでは目的を一つに絞り、「問い合わせ」と「資料請求」のような競合する行動を並列させすぎないことが重要です。

また、クリック後の遷移先(フォームや資料ページ)の使い勝手も含めて、一連の導線として設計する必要があります。「ボタンは押したが内容が分かりづらい」「入力項目が多くて大変」といった理由で離脱が増えると、結果的に成果が伸びない原因となります。

ナビゲーション・ヘッダー:迷わせない導線設計

メニュー項目は主要な3〜6個に絞り、過度な選択肢は排除します。ファーストビューで優先して見せるのは「サービス」「料金」「お問い合わせ」など主要な導線であり、詳細な情報はドロップダウンやフッターに配置します。

固定ヘッダーは利便性向上に有効ですが、高さが大きすぎるとファーストビュー領域を圧迫するため、ヘッダーの高さには注意が必要です。

BtoBサイトでは、「サービス」「事例」「料金」「資料ダウンロード」など、検討段階でユーザーが知りたい情報への最短ルートを優先し、「会社概要」や「採用情報」などはヘッダー内でも目立ちすぎない位置に置くと、検討行動を妨げにくくなります。

ハンバーガーメニュー(≡)のみで主要導線を隠してしまうと、初回訪問ユーザーが「どこから見ればよいか」分からないことがあります。スマートフォンでも、最低限の主要リンクはテキストで表示するか、CTAと組み合わせて提示することをおすすめします。

また、サイト全体の情報設計(どのメニューからどのページに遷移できるか)とファーストビューのメッセージが矛盾していないかを確認し、迷いの少ない導線設計を心がけます。


ユーザー視点でチェックする「ファーストビュー診断」

チェック1:このホームページは何のサイトか一言で言えるか

5秒テストを実施し、第三者にファーストビューだけを見せて、一言でどのようなサイトか説明してもらいます。説明に時間がかかる場合は、情報整理が必要だと判断できます。

制作者目線とユーザー目線のズレは、専門用語や内部表現が原因になりやすいです。アクセス解析で該当ページの直帰率が突出して高い場合も、「何のサイトか分からない」「期待していた内容と違う」と判断されているサインと捉えられます。

「○○に悩む人に、△△というサービスを提供しているサイト」のように、社外の人でも1文で言い切れるかどうかを基準にすると、改善の方向性が明確になります。

まとめ:まずはファーストビューの改善から始めよう

ホームページの成果を高めるうえで、まず取り組みやすく効果が出やすいのがファーストビューの見直しです。「誰に向けたサイトか」「どんな悩みをどう解決するのか」「次に何をしてほしいのか」が、一画面の中で迷いなく伝わる構成かどうかを、改めて確認してみてください。

その際は、

  • キャッチコピー
  • メインビジュアル
  • レイアウト
  • CTA
  • ナビゲーション

という5つの要素を分解してチェックすると、課題が見つけやすくなります。特にスマートフォン表示では、「最優先で伝えたい情報が1画面目に収まっているか」「ボタンやメニューが押しやすいか」を、実機での見え方まで含めて検証することが欠かせません。

アクセス解析やヒートマップ、5秒テストなどを活用しながら、ユーザーの視点で小さな改善を積み重ねていくことで、直帰率やお問い合わせ数の変化が数字として表れやすくなります。大がかりなリニューアルに踏み切る前に、まずはファーストビューから集中的に見直していきましょう。

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この記事を書いた人

Webマーケティング業界10年以上のフリーランス。
「低コストでも、効果のあるWebマーケティング」をご提供することをモットーに、多岐にわたる業種の会社さまのご支援を行っております。
※2025年1月に法人化しました。