キャンペーンをwebで告知する時に押さえたい基本の流れ

新商品やセールの企画を用意しても、「どれだけ知ってもらえるか」で成果が大きく変わります。この記事では、キャンペーン告知をWebで行う際の基本から、チャネル選びやLP設計、サイト内での見せ方までを整理しました。自社の目的やターゲットに合わせた告知方法を組み立てるための実践的なポイントを解説していきます。

目次

まず押さえたい「キャンペーン告知」の全体像

キャンペーン告知をWebで行うメリット・デメリット

Webでの告知は、低コストで即時配信ができ、効果測定がしやすいという強みがあります。配信結果をリアルタイムで確認しながら、クリエイティブやターゲットを途中で調整できるため、小さな予算でもPDCAを回しやすく、既存顧客・新規見込み客などの細かなセグメントごとに最適な告知が可能です。

一方で、配信過多やクリエイティブの不備によってユーザー離脱を招くリスクもあります。メールやLINEの送りすぎはブロック・配信停止につながり、ポップアップの出し過ぎにより離脱率が20〜30%増えるケースもあります。また、Cookie規制の強化により、今後は自社で取得した会員情報などのファーストパーティデータの活用がより重要になります。

オンラインで使える主な告知チャネル

  • Webサイト/ランディングページ(LP)
  • メール・メルマガ
  • SNS(X、Instagram、Facebook)
  • LINE公式アカウント
  • Web広告(検索広告/ディスプレイ広告/SNS広告)

これらに加えて、サイト内ポップアップツールやWeb接客ツール、YouTube・TikTokなどの動画広告も組み合わせることで、認知から参加、再購入までを一気通貫で設計できます。特に日本では、LINE公式アカウントがキャンペーン告知チャネルとして大きなシェアを持っており、「友だち追加→メッセージ配信→LP・抽選参加」という流れが一般化しています。

目的別に変わる「最適なWeb告知方法」とは

認知拡大には動画広告・ディスプレイ広告、顧客獲得には検索広告やターゲティング広告、再購入促進にはメール・LINEが有効です。さらに、次のように目的ごとにチャネルの役割を分担すると効果が高まります。

  • 「まず知ってもらう」段階:YouTube広告やSNS広告、Webサイトのファーストビュー・ポップアップで広く接点をつくる
  • 「行動してもらう(応募・購入)」段階:検索広告・リターゲティング広告・LINEメッセージ・詳細LPで後押しする
  • 「ファン化・LTV向上」段階:キャンペーン参加者リストをCRMに連携し、メールやLINEで継続的なフォローや次回キャンペーンの案内を行う

ステップ1:キャンペーンの目的とターゲットを明確にする

何のためのキャンペーンなのかを言語化する

目標はKPIとして数値化し(例:新規会員獲得300件、売上20%増)、指標を明確にします。可能であれば「いつまでに・どのチャネルで・いくらの予算で」という条件も合わせて定義し、「Webサイト経由での応募◯件」「LINE友だち追加◯件」「広告のCPA◯円以内」など、チャネル別KPIも設定しておくと、後の分析・改善がしやすくなります。

また、キャンペーン自体の主目的(売上向上、リスト獲得、来店促進、アンケート回収など)と、「データを集める」「新商品を試してもらう」といった副次的な目的も整理しておくと、フォーム設計やアンケート項目に反映しやすくなります。

「誰に届けるか」を具体的な人物像まで落とし込む

年齢・性別・購買履歴・興味関心などをもとにペルソナを作成し、チャネル選定に活かします。既存顧客か新規か、オンライン購入中心か店舗来店中心かといった切り口で複数のターゲットパターンを定義し、それぞれに対して「届きやすいチャネル」「響きやすい特典」「適切なメッセージトーン」を整理すると、設計がしやすくなります。

Webのキャンペーンツールや広告管理画面では、こうした属性・行動データをもとにセグメントを作成し、配信先を絞り込むことができます。そのため、ターゲット設計と運用が直結します。

目的とターゲットで変わるWeb告知チャネルの選び方

若年層にはInstagramやTikTok、既存顧客にはメールやLINE、購買意欲が高い層には検索広告を優先するなど、ターゲットに合わせたチャネル選定が重要です。加えて、次のような設計が考えられます。

  • 即時性が求められるセール・タイムセール:LINE一斉配信やXでの速報+サイト内ポップアップ
  • 店舗集客やイベント来場:エリアターゲティング可能なSNS広告・Google広告と、既存顧客向けメール・LINEの併用
  • BtoBの資料請求・ウェビナー:LP+検索広告+ホワイトペーパー・ブログからの誘導+メールによるナーチャリング

ターゲットの普段の行動や接触頻度の高いチャネルから逆算して選定することがポイントです。

ステップ2:キャンペーン内容と設計を固める

オファー(特典)の決め方:割引・ポイント・プレゼント・抽選

特典は「魅力」「実現可能性」「コストバランス」を踏まえて決定します。限定性を持たせると反応が上がりやすくなります。Webキャンペーンでは、次のようなオファーがよく使われます。

  • 即時系:その場で使えるクーポン、無料サンプル、送料無料など
  • 抽選系:インスタントウィン(その場で当たり・ハズレがわかる)、後日抽選でギフトが当たるタイプ
  • 紹介系:友だち紹介で紹介者・被紹介者の双方にポイントやクーポンを付与

LINEキャンペーンでは、API連携ツールを活用したインスタントウィン(即時抽選)が人気です。当たり・ハズレがすぐに分かることで、参加モチベーションを高めやすくなります。一方で、景品原価やシステム費用を含めた総コストを事前に試算し、「使われすぎると赤字になる特典」になっていないか確認することも重要です。

参加条件・期間・当選数など「ルール設計」の基本

参加フローはできるだけ簡潔にし、期間や当選数を明示します。不正対策(重複応募防止)もあらかじめ設計しておきます。Webキャンペーンでは、次のような仕組みがよく使われます。

  • 応募フォームでメールアドレスやLINE連携などを1回だけ取得し、同一アドレスや同一LINE IDからの重複応募を制御する
  • シリアルコードやギフトURLのホワイトリスト認証を使い、偽造や不正アクセスを防ぐ
  • 応募期間・当選人数・抽選方法(先着/抽選/即時抽選)・当選連絡方法と時期を事前に決めて明記する

参加条件を複雑にしすぎると離脱が増えるため、「たった2ステップで完了」など、できるだけシンプルなフローにまとめることがポイントです。

必ず押さえたい注意点(景品表示法などの法令・規約)

景品表示法や個人情報保護に関する表示・同意を必ず記載し、運用体制を整える必要があります。日本国内でキャンペーンを行う場合は、少なくとも次の3点を押さえておきます。

  • 景品表示法に基づく「景品類の上限」「誤認を招かない表示方法」
  • 個人情報保護法・GDPRなどに配慮した「利用目的の明示」「第三者提供の有無」「保管期間」
  • 利用規約・応募規約(主催者情報、キャンペーン概要、対象者、当選発表方法、免責事項など)

特に大規模キャンペーンでは、規約不備がクレームや法的トラブルにつながるケースもあります。必要に応じて、専門家やキャンペーン事務局代行会社に確認してもらうと安心です。

ステップ3:Webで見せる「キャンペーンページ(LP)」を用意する

なぜキャンペーンLPが必要なのか

キャンペーン専用のLPは、情報の一本化とコンバージョン率の向上に有効です。広告やSNSからの導線先として最適化することで、キャンペーンの概要・特典・応募方法・注意事項を1ページに集約し、どの投稿や広告から来ても必要な情報にすぐたどり着ける状態をつくれます。

また、Web広告の効果測定(コンバージョン数、離脱率、スクロール率など)もLP単位で行えるため、「どこで離脱しているか」「どの訴求が効いているか」を把握しやすくなります。

必要な要素チェックリスト

キャンペーンLPには、少なくとも次の要素を盛り込みます。

  • キャッチコピー
  • 期間・対象・特典内容
  • 参加方法(応募から受け取りまでの流れ)
  • よくある質問
  • 利用規約・注意事項
必須要素 ポイント
キャッチコピー 一目で「何のキャンペーンか」「どんなメリットか」が伝わる表現にする
期間・対象・特典 期間や対象者、特典内容は数字条件を具体的に記載する
参加方法 3〜4ステップ程度に分解し、図解やアイコンで視覚的に説明する
FAQ 問い合わせが多くなりそうな点をあらかじめ整理し、サポート負荷を下げる
規約・注意事項 景品表示法・個人情報保護法への対応を含め、ページ下部にまとめて記載する

これに加えて、次のような点も重要です。

  • スマホでの閲覧を前提にしたレイアウト(縦スクロールで自然に読める構成)
  • 参加ボタン(CTA)の色・サイズ・配置(ファーストビュー、途中、最後に配置)
  • 信頼感を高める要素(主催企業ロゴ、メディア掲載実績、利用者の声)

応募フォーム一体型LPにする場合は、「入力項目を最小限にする」「エラー表示を分かりやすくする」といったUX面の工夫もコンバージョン率に大きく影響します。

読まれる・申し込まれるLPのポイント

LPはスマホ最適化を前提とし、視覚的に訴える画像を用い、フォームの入力項目は最小限に抑えます。CTAボタンはページ内に繰り返し配置します。さらに、次のような工夫が有効です。

  • ファーストビューで「何が・いつまで・誰が対象か・どんなメリットがあるか」を一目で伝える
  • 画像やアイコンを使い、参加ステップを3〜4ステップ程度で図解する
  • 締切間近には「残り◯日」「◯月◯日まで」など、期限を強調して訴求する

これらにより、スクロール完了率とコンバージョン率の向上が期待できます。

ステップ4:Webサイト上での告知方法を整える

トップページでのキャンペーン

キャンペーン告知をWebで行う際は、「目的・ターゲットの整理 → オファーやルールの設計 → LPでの見せ方 → サイト・各チャネルでの告知」という流れで組み立てることが肝心です。やみくもに広告やSNS投稿を増やすのではなく、誰に何をしてほしいのかを最初に言語化し、その内容がブレないようにLPと各チャネルのメッセージをそろえていきます。

また、景品表示法や個人情報保護への配慮、配信頻度やポップアップ表示回数の調整など、「やりすぎない設計」も欠かせません。Web告知は効果測定がしやすいため、配信結果やLPの行動データを見ながら、ターゲットや訴求、導線を少しずつ見直していくことで、次のキャンペーンの精度が高まっていきます。

この記事で紹介したステップとチェックポイントを土台に、自社の商材や顧客像に合わせて一つずつ具体化していきましょう。

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この記事を書いた人

Webマーケティング業界10年以上のフリーランス。
「低コストでも、効果のあるWebマーケティング」をご提供することをモットーに、多岐にわたる業種の会社さまのご支援を行っております。
※2025年1月に法人化しました。