Googleアナリティクス(GA4)の画面を開いてみたものの、「どこをどう見ればいいのか…」と手が止まっていないでしょうか。UAには慣れていた人ほど、直帰率やページ/セッションが見当たらず、エンゲージメントやイベントといった新しい用語に戸惑いやすいものです。
この記事では、「アナリティクス 見方 初心者」と検索してたどり着いた方に向けて、GA4で押さえておきたい“見る場所”だけを絞ってお伝えします。「レポートのどこを開くか」「どの指標から確認するか」「数字が動いたときに何を追いかけるか」を、日次・週次・月次のルーティンという形で整理しました。
読み進めるうちに、最初に開くレポート、迷ったときに戻る場所、チェックする順番が自然と定まり、GA4を前に固まる時間がぐっと減るはずです。UA経験者の方も、これから触りはじめる方も、まずはここで“迷わない見方”の土台を整えてください。
この記事でわかること・想定読者
この文章は、「アナリティクス 見方 初心者」で検索している方や、GA4でどこを見ればよいか迷っている方向けです。画面を開いて何を見ればよいのか、今日から実務で使える「見る場所」を具体的に示します。
UA(ユニバーサルアナリティクス)とは考え方や用語が大きく変わっているため、「UAの直帰率やセッションには慣れているが、GA4では何を見ればよいのか」という方にも役立つ内容です。
この記事で解決できる迷い
- どのレポートをまず開けば良いかわからない
- 用語(ユーザー数、セッション、エンゲージメント)で混乱している
- 数字が変動したときに何をチェックすれば良いかわからない
- UA時代の感覚で「直帰率」や「ページ/セッション」を探してしまい、GA4のエンゲージメント中心の指標に戸惑っている
この記事のゴール(今日からできる「見る場所」が決まる)
読み終えるころには、「まず見るべき3か所」と、日次・週次・月次のルーティン、目的別の優先レポートがはっきりします。迷いを減らし、すぐに手を動かせる状態になることを目指します。
あわせて、GA4特有の「イベントベース」「エンゲージメント重視」という考え方も、最低限つかめるようになります。
まずここから:Googleアナリティクスで最初に見るべき場所
初心者はこの3つだけ覚えればOK
- レポート > サマリー(全体像)
- レポート > リアルタイム(計測確認)
- よく使う指標に絞って表示(混乱を防ぐ)
GA4には探索レポートやユーザー属性など多くのメニューがありますが、最初からすべてを理解しようとすると挫折しがちです。まずはこの3つを「ホームポジション」として固定し、慣れてきたら徐々に掘り下げていくとよいです。
レポート > サマリーで全体像をつかむ
サマリーでは、ユーザー数、セッション数、エンゲージメント時間、コンバージョンの概要を確認できます。ここでまず、「トラフィックが増えているか/減っているか」「主要KPIが動いているか」をざっくり把握します。
ここで大事なのは、細かい数字よりも「流れ」を見ることです。
- ユーザー数・セッション数:前週・前月と比べて大きく増減していないか
- 平均エンゲージメント時間:極端に短い日がないか
- コンバージョン数:ゼロの日が続いていないか
サマリーで「おかしな点」が見つかったら、あとで紹介する集客・ページ・コンバージョンの各レポートに掘り下げていく、という使い方をします。
レポート > リアルタイムで「ちゃんと計測できているか」を確認する
タグの設置直後や変更後に必ず確認したい場所です。自分のアクセスが計測されるか、イベントが送信されているかをチェックします。計測が止まっていると、分析は何も始まりません。
リアルタイムでは、次の点を確認します。
- アクティブユーザー数(今サイトにいる人数)
- 自分がアクセスしたページが表示されるか
- テストで発火させたイベント(ボタンクリックなど)が表示されるか
GA4はイベントベースなので、GTMでイベントを追加した直後などは、必ずリアルタイムで「イベント名」「パラメータ」が想定通り流れているかを確認する習慣をつけておくと、「データが取れていなかった」という失敗を防ぎやすくなります。
よく使う指標だけに絞って見るコツ
すべての項目を見ようとすると混乱します。初心者の方は「ユーザー数」「エンゲージメント率」「コンバージョン」の3つを優先し、必要に応じて流入元(集客)とランディングページを追加するとよいです。
GA4はイベント数や平均エンゲージメント時間など多くの指標を一度に表示できますが、
- 自分のビジネスに関係する指標だけを「最初に見える場所」に出す
- その他の指標は、必要になったときにだけ見る
という割り切りが、継続利用のコツです。
たとえば、
- ブログ運営なら:ユーザー数/エンゲージメント率/検索流入の割合
- ECなら:ユーザー数/購入コンバージョン/収益
といった具合に、「3〜5個の指標」に絞ってカードを配置しておくと、毎日のチェックがぐっと楽になります。
用語でつまずかないための最低限の指標だけ解説
「ユーザー数」「セッション数」はこう理解すればOK
- ユーザー数:一定期間に訪れたユニークな人の数(デバイスやログイン情報で精度が向上します)
- セッション数:訪問回数。短時間で複数ページを見た一連の行動を1回としてカウントします
GA4では、ログイン情報やGoogleシグナル(ユーザーが同意した場合)を使って、複数デバイスのアクセスを1人のユーザーとして結びつける仕組みがあり、「人ベース」の把握がUAより重視されています。
一方でセッションは、ある程度まとまった「訪問単位」を見る指標です。同じユーザーが複数回訪れると、その分セッション数はユーザー数より多くなるのが一般的です。
直帰率の代わりとなる「エンゲージメント率」の見方
GA4では直帰率よりも、エンゲージメント率(滞在やイベント発生の割合)が重要です。数値が高いほど、「その訪問で何か行動した人」が多いと考えます。
エンゲージメント率は、次のような「意味のある行動があったセッション」の割合です。
- 10秒以上滞在した
- 2ページ以上見た
- コンバージョンが発生した
UAの直帰率と比べて、「良い/悪い」の解像度が高く、コンテンツの質や流入の質を判断しやすくなっています。
逆にエンゲージメント率が低い流入経路やページには、次のような問題が隠れている可能性があります。
- 期待と違う内容だった
- スマホで見にくい
- 読む前に離脱されている
コンバージョンとは?自分のサイトの「ゴール」の決め方
コンバージョンは「サイトで達成してほしい行動」です。申込み・購入はもちろん、資料ダウンロードや問い合わせボタンのクリックなど、小さなゴールも設定できます。
GA4では、すべてのユーザー行動が「イベント」として記録され、そのうち「成果とみなしたいイベント」をコンバージョンとしてマークします。
- 例:
purchase(購入)、generate_lead(問い合わせ送信)、sign_up(会員登録)など
最初は、「ビジネス上の最終ゴール」と「そこへつながる1〜2ステップ前のゴール」の2〜3種類だけをコンバージョンに設定しておくと、ファネル(途中の離脱)も見えやすくなります。
初歩で勘違いしやすい指標と、気にしなくてよい数字
気にしすぎなくてよいのは、セッションの細かい変動や短期の順位上下です。
一方で、注意が必要なのは、トラフィック源が急変したときや、コンバージョン率の大きな変化があったときです。
また初心者の方が悩みやすいのが、次のような「絶対値」の判断です。
- 平均エンゲージメント時間が何秒なら良いのか
- イベント数が多いことは良いことなのか
これらはサイトの種類(ブログ/EC/BtoB)によって適正値が異なります。そのため、「他サイトとの比較」よりも、
- 自サイトの過去との比較
- 流入元やページ同士の比較
で見る癖をつけると、余計な心配を減らせます。
ステップ1:自分のサイトの健康状態をざっくりチェックする見方
日・週・月、どの期間で見るべきか
| 頻度 | 目的 | 主なチェック内容 |
|---|---|---|
| 毎日 | 異常検知 | 計測切れ、急落など |
| 週次 | トレンド把握 | 改善のネタ発見 |
| 月次 | 施策評価 | 次月計画の材料 |
GA4は期間比較機能が使いやすく、日・週・月ごとの「傾き」を見るのに向いています。
- 毎日は「壊れていないか?」を見る監視
- 週・月は「方向性は合っているか?」を見る振り返り
という役割分担で考えておくと、チェックの目的がぶれにくくなります。
グラフの「増えた・減った」でまずやるべきチェック
増減を見たらまず、「集客(どこから来たか)」「主要ページ」「コンバージョン」を順に確認します。原因が分からないときは、リアルタイムで動きを観察します。
具体的には、次の順番で見ると切り分けがしやすくなります。
- 集客レポートで「どのチャネルが増減しているか」
- ページレポートで「どのページの閲覧が変わったか」
- コンバージョンレポートで「成果はどう変わったか」
この順で見ることで、「アクセスだけ増えた」「アクセスは同じだが成果が落ちた」といったパターンを把握しやすくなります。
「なんとなく下がった気がする」を数値で確かめる方法
比較期間(前週・前月)を使い、値の差や変化率を確認し、統計的に意味のある変化かどうか(大きさ)を見ます。小さな変動に振り回されないことが重要です。
たとえば、
- ユーザー数 −5%:季節要因や曜日要因でよくある範囲
- コンバージョン −30%:要因を探して対処したいレベル
といったように、「どこからが要注意ラインか」を自分なりに決めておくと、対応の優先度を付けやすくなります。
ステップ2:どこから来て、どのページを見ているかを知る
集客レポートで「どの経路から来た人が多いか」を見る
集客レポートでは、Search(オーガニック)、Social、Referral、Paidなどを確認し、どの経路が増えているかを見ます。そのうえで、投下するリソース(時間や予算)を決めていきます。
GA4には次の2種類の見方があります。
- ユーザー獲得:初回訪問の流入元(新規ユーザー中心)
- トラフィック獲得:すべてのセッションの流入元
「新規を増やしたいのか」「全体の訪問を見たいのか」で使い分けると便利です。
検索・SNS・広告…ざっくり「良い流入」を見分けるポイント
良い流入とは、「エンゲージメント率が高く、コンバージョンにつながる流入」です。PVだけ多くてもコンバージョンがなければ、優先度は高くありません。
集客レポートでは、次の指標を並べて見ます。
- チャネルごとのエンゲージメント率
- 平均エンゲージメント時間
- コンバージョン率
これにより、「数は少ないけれど質が高い流入」も発見できます。そうした流入経路には、コンテンツ追加や広告予算配分など、より多くのリソースを割く価値があります。
ページレポートで「よく見られているページ」を探す
ページごとの閲覧数、平均エンゲージメント時間、コンバージョン貢献度を見て、重要ページを特定します。
GA4ではページURLだけでなく「ページタイトル」でも集計できるので、
- 上位表示されている記事
- 会社概要・サービス紹介・料金ページ
など、「よく見られている=改善インパクトが大きいページ」から順番に、導線やコンテンツを見直していくと効率的です。
ランディングページの見方:入口ページで何が起きているか
ランディングページの離脱率やエンゲージメントを確認し、入り口で改善できる導線やCTAの見直しを行います。
特に次のような入口ページは、改善候補です。
- エンゲージメント率が低い
- 2ページ目以降への遷移が少ない
- コンバージョンへの貢献が小さい
その場合は、
- ファーストビューの見直し
- CTAの配置変更
- コンテンツの「誰向けか」「何が得られるか」の明確化
などを検討するとよいです。
ステップ3:ユーザーが途中で離脱してしまうポイントの探し方
直帰率がなくても「もったいないページ」は見つけられる
エンゲージメント時間やスクロール深度、イベント発生率を見ることで、「関心はあるが行動につながっていない」ページを見つけられます。
GA4では探索レポートやイベントレポートを使うことで、
- どこまでスクロールしているか
- どのボタンがどのくらい押されているか
といった細かい行動も追えます。「読まれているのにクリックされない」ページは、CTA文言やデザインのテスト候補になります。
エンゲージメント時間とスクロールの深さを見るコツ
平均エンゲージメント時間が短いページはコンテンツの改善候補です。スクロール率が低ければ、重要情報の位置を見直します。
特に、重要な説明やCTAがページ下部にあるのに、
- スクロールイベントが途中で止まっている
- 中盤で離脱が多い
といった場合は、「大事なことをもっと上に持ってくる」だけで成果が改善するケースも多くあります。
離脱が多いページを見つけたら、まずチェックすべき3つのこと
- ページ表示速度やモバイル表示の不具合がないか
- CTAや導線が分かりにくくないか
- 流入元とページ内容のミスマッチ(期待と現実の差)がないか
GA4単体では表示速度の詳細まではわかりにくいため、必要に応じてSearch ConsoleやPageSpeed Insightsと併用し、「技術的な問題」と「コンテンツの問題」を切り分けると、改善の優先度を付けやすくなります。
コンバージョン(成果)の見方と決め方
申込み・購入だけではない「小さなコンバージョン」を決める
メール登録、資料ダウンロード、CTAクリックなど、段階的なゴールを設定すると改善の手がかりが増えます。
特にBtoBや高額商材では、いきなり購入まで到達しないことが多いため、
- 事例ダウンロード
- ウェビナー申込
- お気に入り登録
といった「将来の売上につながる行動」をコンバージョンに含めておくと、マーケティング全体の評価がしやすくなります。
GA4でコンバージョンを設定する前に考えるべきこと
何を「成果」とするか、イベントが正しく計測されているか、期間やセグメントでどのように評価するかを整理しておきます。
GA4では、「イベントを作る → その中からコンバージョンに指定する」という流れになるため、
- まずは計測したい行動をイベントとして送れているか
- そのイベントが「いつ・どこから・どのユーザー層で」起きているかを後で切り分けられるよう、パラメータ名をどうするか
といった点も事前に考えておくと、後からの分析がスムーズになります。
コンバージョンレポートで押さえるべき最低限のポイント
コンバージョン数、コンバージョン率、どの流入経路・ランディングページから発生しているかを確認します。
あわせて、
- 新規ユーザーとリピーターユーザーのどちらが成果を出しているか
- 特定のキャンペーン(広告・メール)からのコンバージョン割合
も見ておくと、「今後どこに注力するべきか」が見えやすくなります。
Googleアナリティクスで「やってはいけない見方」
数字が増えた・減っただけで一喜一憂しない
短期の変動はノイズのことが多いため、トレンドと意味のある差に注目します。
特にGA4では、Cookie制限や同意状況によって「見えているデータ」が日によって変わることもあり得ます。1〜2日の上下よりも、少なくとも数週間〜1か月単位の流れを意識しましょう。
1つの数字だけで良し悪しを判断しない
たとえばPVが増えても、コンバージョンが下がっていれば意味は薄くなります。複数指標を組み合わせて判断します。
典型的には、
- ユーザー数
- エンゲージメント率
- コンバージョン率
の3点セットで見ると、「たくさん来ているか」「ちゃんと見ているか」「成果までたどり着いているか」をバランスよく評価できます。
前の月と比較して落ち込む前に見るべきもう1つの軸
流入の質(エンゲージメント率)も合わせて見て、本当に問題かどうかを検証します。
たとえばユーザー数は減っていても、
- エンゲージメント率が上がっている
- コンバージョン率も改善している
といった場合は、「少数精鋭だけが残っている」状態かもしれません。その場合は、「全体アクセスを増やす施策」と「今の質を落とさない工夫」の両方が必要、という判断につながります。
よくある目的別:「この場合はここを見る」早見ガイド
ブログのPVを増やしたいときに見る場所
- 集客(Search/Referral)
- ランディングページ
- 平均エンゲージメント時間
この順で見て、検索流入と上位記事を強化していきます。
あわせて、検索クエリはSearch Console側で確認し、「どんなキーワードで入ってきて、どの記事が入口になっているか」を把握すると、GA4のページデータと組み合わせて改善ポイントをより具体化できます。
お問い合わせ数を増やしたいときに見る場所
- コンバージョン設定(問い合わせ完了)
- ランディングページ
- 流入元
この流れで確認し、CTA導線の最適化を優先します。
問い合わせフォームまでのステップが複数ある場合は、
- フォーム到達
- 入力開始
- 送信完了
といったイベントを段階的に計測しておくと、「どの時点で落ちているか」が見えてきます。
ECサイトで売上アップを狙うときに見る場所
- 収益・購入コンバージョン
- 商品ページのエンゲージメント
- カート離脱ポイント
この順に見ていきます。
GA4では、ECイベント(view_item、add_to_cart、begin_checkout、purchaseなど)をきちんと送信できていれば、ファネル分析で「商品閲覧 → カート → 購入」の各ステップの離脱率も追えます。どこか1ステップに離脱が集中していれば、そこを重点的に改善するのが近道です。
採用サイト・コーポレートサイトの場合の見方
採用サイトでは、応募フォーム完了をコンバージョンに設定し、採用ページの滞在時間やスクロール深度を重視して確認します。
コーポレートサイトでは、
- 採用情報
- 会社概要・実績
- サービス紹介
など、「見てほしいページ」が明確なことが多いため、それらのページへの流入元とエンゲージメントを優先的にチェックします。
毎日・毎週・毎月の「見る場所ルーティン」
毎日5分:壊れていないかをチェックする項目
- リアルタイムで自分のアクセス確認
- サマリーのユーザー数の急落有無
- 主要コンバージョンの有無
この3点だけでも、「タグが外れてしまった」「フォームが送信できなくなっている」といった致命的なトラブルを早期に発見できます。特にサイト改修やLP差し替えの翌日は、必ずこのチェックを行う習慣をつけることをおすすめします。
毎週30分:改善のタネを見つけるための見方
- 流入別のエンゲージメント比較
- 上位ランディングページの変化チェック
- 小さな仮説を1つ立てる
仮説は、「今週はこのランディングページのCTAを変えてみよう」程度で構いません。GA4の数字を見て終わりにせず、「来週の数字をどう変えたいか」を1つ決めておくと、分析が行動につながります。
毎月1時間:施策の振り返りに使うレポートの順番
- 月次サマリー(ユーザー/コンバージョン)
- 流入元レポート
- ランディングページとコンバージョン貢献度の確認
余裕があれば、
- 新規ユーザー/リピーターユーザー別のコンバージョン
- 主要キャンペーン(広告やメルマガ)からの成果
もあわせて確認すると、次の月に注力すべき施策が見えやすくなります。
まとめ:GA4は「どこを見るか」を最初に決めると迷わない
GA4は、すべてを理解しようとするとあっという間にキャパオーバーになりがちです。最初は「どこを見るか」を意図的に絞り込み、少数の指標を継続して追うほうが着実に慣れていけます。
この記事で紹介した内容を整理すると、押さえておきたいポイントは次の4つです。
1. ホームポジションを決める
- 「レポート > サマリー」で全体の流れ
- 「レポート > リアルタイム」で計測異常の有無
- 自分用に絞った指標カード(ユーザー数/エンゲージメント率/コンバージョン など)
まず開く場所を固定しておくと、毎回メニューで迷う時間が減ります。
2. 用語と指標は“最低限セット”だけ覚える
- ユーザー数・セッション数:人と訪問のざっくり感覚
- エンゲージメント率:UA時代の直帰率よりも軸になる数字
- コンバージョン:自分のサイトのゴール(最終と中間を2〜3種類)
ほかの細かい指標は、「必要になったときに調べる」で十分です。
3. 「増えた/減った」のときの見る順番を決めておく
- まず集客(どこから来たか)
- 次にページ(どこを見たか)
- 最後にコンバージョン(成果はどうか)
この順番をルール化しておくと、数字の変化に振り回されにくくなります。
4. 日次・週次・月次の“見る場所ルーティン”を持つ
- 毎日:リアルタイムとサマリーで「壊れていないか」を確認
- 毎週:流入元とランディングページで「改善のタネ」を探す
- 毎月:サマリー → 集客 → ランディングページの順で、施策の成果を振り返る
「まずどこを開くか」「何を見たら終わりにしていいか」が決まっていれば、GA4は一気に扱いやすくなります。この記事で紹介したチェックポイントを、自分用のルーティンに落とし込みながら、少しずつ範囲を広げていってみてください。