サービスページで信頼を補強する情報設計:実績・事例・お客様の声
実績・事例の見せ方
信頼を補強する情報は、「数字 → ロゴ → 事例ストーリー」の順に並べると効果的です。まずは「累計◯◯社」「平均CVR◯%改善」などの数字で全体の実績感を示し、続けて導入企業のロゴを一覧で並べることで、「自分と近い企業も使っていそうだ」と感じてもらいやすくなります。
個別の事例では、次のポイントを押さえて構成します。
- Before/After:導入前の状態と導入後の成果を、できる限り数字で示す
- 導入の決め手:なぜ他社ではなくこのサービスを選んだのか
- 導入プロセス:どのようなステップで成果が出たのか
- 利用後の変化:担当者の業務や社内の体制がどう変わったか
レビューやお客様の声は、CTA(問い合わせボタンなど)の近くや、事例直後に配置すると、信頼感が高まりコンバージョンにつながりやすくなります。
E-E-A-T観点での「信頼情報」の配置
サービスページにおける「信頼情報」は、Googleが重視するE-E-A-Tのうち、特に権威性(Authoritativeness)と信頼性(Trustworthiness)を高める役割を担います。具体的には、次のような要素をページ内に散りばめます。
- 運営会社情報(会社名、所在地、資本金、設立年、主要取引先など)
- 監修者・担当者のプロフィール(経歴、保有資格、登壇実績、メディア掲載)
- 第三者からの評価(アワード受賞歴、公式パートナー認定、メディア掲載実績)
- 利用企業数・継続率・平均改善率などの定量的な指標
これらを単なる「会社概要」ページに閉じ込めるのではなく、サービスページの中に適宜差し込むことで、「このサービスは信頼できる」と直感的に感じてもらいやすくなります。
最後に伝えるべきこと:料金・FAQ・CTAの設計
料金テーブルの作り方
料金は、ページの後半に配置することが多いですが、「料金が分からないと問い合わせしづらい」という心理があるため、できる限り明確に提示します。代表的な見せ方は、表形式の料金テーブルです。
| プラン名 | 想定企業規模 | ページ数 | 料金(税込) | 主な内容 |
|---|---|---|---|---|
| ベーシック | 個人事業主〜小規模事業者 | 1ページ | ¥300,000〜 | 構成設計/デザイン/実装(WordPress対応) |
| スタンダード | 中小企業 | 1〜3ページ | ¥600,000〜 | ベーシック+キーワード設計/アクセス解析設定 |
| プレミアム | 中堅〜大企業 | 3ページ以上 | 個別お見積もり | スタンダード+改善サポート/A/Bテスト運用 |
料金テーブルでは、「このプランは誰向けか」を明示すると、ユーザーが自分に合うプランを選びやすくなります。また、「◯◯円〜」と幅を持たせる場合は、金額差が出る要因(ページ数、カスタマイズの有無、解析・改善の有無など)をテキストで補足します。
FAQ(よくある質問)の設計
FAQは、「あと一歩踏み出せない」ユーザーの不安を解消する重要なセクションです。よくある質問を列挙するのではなく、問い合わせ前にユーザーが抱えがちな不安から逆算して設計します。
代表的な質問カテゴリは次の通りです。
- 料金・支払いに関する不安(予算オーバー、追加費用の有無など)
- 納期・スケジュールに関する不安(いつから始めて、いつ公開できるか)
- 対応範囲・体制に関する不安(社内で原稿を書けなくても大丈夫か、写真撮影はどうするか)
- 成果に関する不安(どのくらいで効果が出るのか、保証はあるのか)
各質問には、「結論 → 理由 → 補足」の順で簡潔に答えると読みやすくなります。また、FAQの中にターゲットキーワードや関連語句(例:「サービスページ 作り方」「LP改善 期間」など)を自然に盛り込むことで、SEO上の評価にもつながります。
CTA(行動喚起)の配置と文言
サービスページ全体を通して重要なのが、CTA(行動喚起)を複数回、自然なタイミングで配置することです。ページの最下部だけでなく、次のようなポイントにも設置します。
- ファーストビュー直下
- サービス概要の直後
- 事例・実績セクションの直後
- FAQの直後
CTAボタンの文言は、「資料請求」「お問い合わせ」といった抽象的なものよりも、「30分の無料相談を予約する」「サービスページ改善の提案書をもらう」のように、押した結果として何が起こるのかが分かる表現にするとクリックされやすくなります。
サービスページ全体の構成例
AIDAモデルとSEOを踏まえた構成テンプレート
ここまで紹介してきた要素を整理すると、サービスページの典型的な構成は次のようになります。
- 1. ファーストビュー(Attention)
サービス名/主要ベネフィット/サブコピー/メインCTA - 2. 読者の課題・悩みの整理(Interest)
現状の課題と放置リスクを具体的に言語化 - 3. サービス概要と提供価値(Interest〜Desire)
ベネフィット → 特徴・仕組み → スコープ(対応範囲) - 4. サービスの詳細(Desire)
導入プロセス/サービス範囲(やること・やらないこと)/プラン・機能比較 - 5. 実績・事例・お客様の声(Desire)
数字・ロゴ・事例ストーリー・レビュー - 6. 料金表(Desire)
プラン別料金と含まれる内容の比較 - 7. FAQ(Desire)
料金・納期・成果への不安を解消 - 8. 最終CTA(Action)
問い合わせ・相談・資料請求などの行動ボタン
技術面・デザイン面でのチェックポイント
最後に、サービスページの成果を底上げするための技術的・デザイン的なポイントを整理します。
- スマートフォン最適化:1カラムの縦スクロールを前提とし、ボタンやフォームはタップしやすいサイズにする
- 表示速度の改善:画像の圧縮、遅延読み込み(Lazy Load)、不要なスクリプトの削除でCore Web Vitalsを改善
- フォームの最適化:入力項目を最小限にし、エラー文言やプレースホルダーを分かりやすく設計
- トラッキングの設定:GA4、Search Console、タグマネージャー、ヒートマップツールを導入して計測環境を整える
まとめ:成果につながるサービスページづくりのポイント
「誰に・何を・どの順番で伝えるか」がすべての出発点
本記事では、サービスページを作るうえで「誰に」「何を」「どの順番で」伝えるかを、AIDAモデルとSEOの観点から整理しました。大枠として押さえるべき流れは次の通りです。
- ターゲットとペルソナを明確にする:業種・規模・担当者属性・現状の課題を具体化し、「その人が検索窓に打ち込む言葉」まで落とし込む
- ファーストビューで「何のサービスか」を一言で示す:サービス名、主要ベネフィット、CTAをセットで配置し、数秒以内に内容を理解してもらう
- 次に、読者の悩みを具体的に言語化する:現状・放置リスク・感情まで含めて「自分ごと化」してもらう
- サービス概要と提供価値を整理する:ベネフィット → 特徴・仕組み → スコープの順で全体像を伝える
- 詳細情報・実績・FAQで「納得」を積み上げる:導入プロセス、範囲、事例、料金、FAQで不安要素を一つずつ解消する
- 複数のCTAで自然に行動を促す:ページ内の要所要所に行動ボタンを配置し、迷わず次のステップに進めるようにする
こうした構成をベースに、実際のユーザーデータをもとに継続的に改善していくことで、問い合わせや申し込みにつながる「成果の出るサービスページ」へと育てていくことができます。
